12/30雑記

老齢はこわくない

「純粋の知的歓びからである。〜中略〜

私は英語を専攻したが、その中に職業のみならず、時間も空腹も忘れることの

できる喜びの根源を発見したのである。

一切の義務から解放された状態で、次から次へと新刊を取り寄せて朝から

読んでいられる定年後の人生が、今では待ち遠しいような気がするのだ。

〜中略〜

この知的喜びの根源は、私が少なくとも読書に関しては『自己に忠実』であった

ことの報酬として与えられたものだと解釈している。

少年の頃の『おもしろさ』をどこまでも忘れずに、

そこに至らないおもしろさは本物ではないとしてきた、そのほうびであろう。

知的生産の真の喜びは、自己に忠実であって、不完全を誤魔化さないことを

通じてのみ与えられるもののようである。」

 

渡部昇一 「知的生活の方法」 講談社 1976.4

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12/3雑記

「こうして見ていくと、彼らの悩みや苦しみ、あるいは思い込みは、いずれも

人と人との関係に端を発していることがわかります。

依存症の根っこには、否定される関係、支配される関係、本当のことを言えない関係

の3つのタイプがあると考えています。

何をやってもダメ出しをされる否定される関係は僕たちの心を傷つけます。

否定されるだけではなく、さらに同意を迫られたならば、それは支配される関係

と言えるでしょう。

例えば、子供を殴る親がいたとします。殴ったあと、穏やかにあなたのためを思ってやったのよと言われれば、子供は反論できなくなってしまいます。

また、親からの過剰な期待が、支配される関係を生むこともあります。

親にしてみれば教育熱心のつもりでやっていることが、子どもにとって脅迫であるケースは珍しくありません。

 

否定される関係や支配される関係は、人を嘘つきにします。

否定されるくらいなら否定する方がマシだと、自分から人とのつながりを

断ってしまうかもしれません。

支配される関係のもとで感情を押し殺し続ければ、

それを心の奥に閉じ込め、自分自身に嘘をつくことになります。

結果、本当のことを言えない関係が生まれます。」

 

「一人でどうにかできないときは、人に頼ればいいのです。

知っていそうな人に聞いたり、知る方法を思いつきそうな人に尋ねたり、

一緒に考えてくれそうな人に相談したり。異なる情報がいくつも出てきて

迷ったら、さらに相談すればいい。そうやって人は人にいっぱい頼った上で

解決策を導き出せることが、本当の自立だと思います。」

 

「依存の反対は、死rふではなく繋がりだと主張しています。

また、自立とは依存先を増やすことである〜

ー中略ー

誰にも頼らず生きていける人などいません。頼れる人をどんどん増やして

その助けを借りながら生きていくことが自立です。たくさんの人に依存することこそ、

依存症にならないための、また依存症から立ち直るための最善の策なのです。」

 

松本俊彦 「世界一優しい依存症入門」 20221.8 河出書房新社

世界一やさしい依存症入門; やめられないのは誰かのせい? (14歳の世渡り術)

 

8/29雑記

「自分を変えたいというとき、その人間はひたすらに自分のことを考え続けている。

(中略)

自分に強烈に感情移入しながら同時に自分を殺そうとするようなものなので、

そもそも矛盾した発想だったんじゃないか。

自分を変えようとすることは、古い自分を殺そうとすることで、基本的には

血なま臭い発想なのだと思う。」

 

上田啓太「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」河出書房新社 2022.4

 

8/19雑記

「多読と並行して、重要だと感じた本は購入して再読する。

多読だけでは問題もありそうだ。冊数が増えるのは無条件によいことではなく、

誇るべきことでもないのだろう。

もちろん娯楽で読むならいいが、今の自分を変えたくて読んでいるのに、

何も何も変わらないまま百冊千冊と数が積み上がっているならば反省するべきだ。

読書という行為は基本的に他人事だし、うまく使うには常に逆向きの力をかけて、

それを自分の問題に引き戻していかないとまずい気がする。」

 

上田啓太「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」河出書房新社 2022.4 

8/18雑記

「素敵に見られたいからSNS映えするものを、という気持ちや、

羨ましいと思われたい、という願望も"他人軸"です。

一見、夫婦ワンチームに無関係と思える捨てるという行為も、それを

続けることで思考の整理がされ、取捨選択していく過程で"決めるのは自分"という

自覚が出てきます。」

 

「本当に困ったときに助けてくれるのは家族でありパートナーです。

一般的にはこうだから、今までそうだったからではなく、

本当に優先するべきことを見つけ、夫婦で共有し行動していくことが、

夫婦ワンチームで100年ライフを生き抜く上で必要な要素だと思っています。」

 

「夫婦ワンチームに向けての土台作りのゴールは、

建設的な話し合いの中で夫婦の目標を設定していくことです。中略

まずは自分一人の目標設定から。」

 

 

山本久美子「人生が圧倒的にラクになる!夫婦ONETEAM思考」 講談社 2025.6

 

8/12雑記

「大人になるとさまざまな経験を積んできている分、プライドが高くなりがちです。

自分の意見ばかりを貫き、相手の声に耳を傾けられない人も多いように感じます。

でも、たとえあなたがそういうタイプだとしても、パートナーの話だけは素直に聞いてください。

そこには様々な予兆やトラブルの種が隠れているかもしれません。」

 

 

山本久美子「人生が圧倒的にラクになる!夫婦ONETEAM思考」 講談社 2025.6