9/20雑記

SNS江國香織の「ホテルカクタス」を知り、

読んで面白かったので江國さん縛りで本を探していた時に見つけたもの。

苦手な恋愛小説だけれど、その設定に興味を持つ。

アルコール中毒と精神病を持つ妻と同性愛者の夫。

そんなの成り立つんだろうか、

と思いながらも読んでいく中でこれはこれで成立している気がする。

しかもちゃんと。

結婚をすることで周りから期待されること。

押し付けられる価値観。愛の形について考えさせられる。

また1994年に発表されていることに驚く。

生涯未婚率が上昇する今、時代を経て価値観が変わりつつあるい今、まさに読むべき本なんじゃないかなと思えた。

 

以下、ブクログからの感想コメ引用。

「愛情の形って何だろう。

本人同士が幸せならいいのが、恋人。

本人も周りも幸せになるのが、夫婦?」

 

「「子供が欲しいから」とか「親が結婚してほしがっているから」とか「愛」以外の

色んな要因に影響されて「結婚したいから、そのために相手を探して結婚する」

みたいなことはよく聞くけれど、親にも友達にもよく思われないし、

子供も欲しくないのに、ただ相手のことが好きだから結婚する、というのはすごく

純粋な愛という感じがしてなんだかいいなぁと思ってしまった。

そういう意味では、江國さんが本書を「シンプルな恋愛小説です」とコメント

されているのも納得。」

 

「世間や誰かに委ねる幸せと、自分が必要とする幸せはちょっと違うし、

人を愛し続けるには、強さと自立が必要だと思った。でないと、

ただ気つけあってしまうなと。」

 

「彼等は他人と理解し合えないということを自分自身で痛いほどわかっているから

こそ他人に強要や世間の価値観の押し付けをしないように思った。

やっぱり少しだけ歪んでいるこそ、世界に優しくできるんだなぁと思った。」

 

江國香織きらきらひかる」新潮社 1994.5

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